19. 相互理解は○○から

「集団」と「組織」。

この違いを説明できますか?


「集団」は単に人が集まっただけであり、「組織」は「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」の3要素を満たしている人の集まりです。


つまり、企業にとって「コミュニケーション」は非常に重要なのです。


重要であるにも関わらず、よく耳にする「コミュニケーション不足」。

今回は、人材育成におけるコミュニケーション不足を「ある仕掛け」により解消した事例をお届けします。


個々の社員のキャリア形成を中長期的な視点で支援する仕組みである「CDP(Career Development Program)」。

現場業務が多いある企業でも「CDP」を導入していました。

この企業はここ数年で女性社員が急増しており、今までの男性主体の「CDP」ではなく、女性社員の「キャリアデザイン」及び「CDP」を検討しなければなりませんでした。


ただ、その検討には女性社員の本音を聞き出す必要があります。

なぜなら、昨年実施したキャリアデザイン研修のアンケートで、男性上長と女性社員のコミュニケーション不足により双方の思いに「すれ違い」があることがわかったからです。


女性社員の思いは「もっと現場に出たい。同期の男性と同等に扱ってほしい。」


一方、上長は女性社員に配慮し過ぎるあまり、「女性だから深夜作業に一人で行かせられない。プライベートに踏み込んでしまうのでは。」との思いがありました。


そこで、今回の女性社員向けキャリアデザイン研修を企画するにあたり、「女性社員向け研修」と「直属上長向け研修」をセットにするだけでなく、本音を伝え合う「ある仕掛け」を導入しました。


それは「手紙」です。しかも直筆の。


まず上長は「日頃感じていること、今後期待する活躍イメージ」について手紙を書き、女性社員向けの研修までに準備しておきます。

その後女性社員向け研修が開催され、最初は自己の振り返りを行い、今後のキャリアについて考えました。


そして研修中盤。
上長からの手紙が社員に渡されました。

それを読んだ社員は「手紙の御礼」と「日頃抱いている思いやお願い」について、今度は上長向けに手紙を書きます。


その後実施された上長向け研修では、女性社員からの手紙が手渡され、相互理解が深まる契機になりました。

そして、広がりつつあった上司との距離感を縮めることができたのです。


この研修が終わってから、社員の7割が今まで以上に上司とコミュニケーションを図ろうと意識し、上司に至っては全員が今まで以上に部下との対話を持とうとするなど改善行動に移していました。


コミュニケーション不足の解消で、女性のキャリア開発を考える上での第一歩を踏み出せました。


さあ、ここからが本番です。

 


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